英語のギモン

【これを知れば上級者】butの話・応用編【onlyの意味も】

こんにちは、英語翻訳者のケイタです。
前回の記事で、butには【逆接】を表す「しかし」のほかに、
「~を除いて」という【例外】の意味もあると書きました。
今回は、その応用編です。

【「例外」のbut】butの知られざるもう一つの意味【「しかし」だけじゃありません】英語のbutといえば、「しかし」ですよね。 実は、もう一つあるんです。 それは、「~を除いて」。 たとえば、 W...

「しかし」と「~を除いて」が、どうつながるのか?
それがわかれば、覚えるのがとても楽になります。

実は、この2つの意味、ちゃんとつながっているんです。

言葉の意味って、時代とともに移り変わっていきますよね。
辞書でbutの語源をみると、

古英語 butan, buton (…なしで, 外で) [ジーニアス英和大辞典]

とあります。「…なしで, 外で」ってことは、「~を除いて」に近いですよね。
そう、「~を除いて」という【例外】の方が古い用法なんです。
「しかし」の方が新しい用法。

つまり、【例外】から【逆接】へ意味が移り変わっていったと考えられます。

で、現在の、「しかし」の用法をみてみると、

He is poor, but happy. 彼は貧しいが幸せ。 [ジーニアス英和大辞典]

これ、意味としては「しかし」に分類されますが、「~を除いて」とも言えますよね?

つまり、「彼は貧しいから、いろんな不利益を被っているけど、次の点を除いては別だよ。幸せだって事。」

もってまわった言い方~。

まわりくどい説明ですが、「~を除いて」から「しかし」へ、ゆるやかにつながっているのが、なんとなくおわかりいただけますか?

*【例外のbut】の詳しい説明は前回の記事をどうぞ!

【「例外」のbut】butの知られざるもう一つの意味【「しかし」だけじゃありません】英語のbutといえば、「しかし」ですよね。 実は、もう一つあるんです。 それは、「~を除いて」。 たとえば、 W...

butにかぎらず、ひとつの単語に複数の意味があって、それぞれ全然関係がなさそうなときでも、たいていは、それぞれの意味がどこかでつながっています(もちろん例外はありますが)。

コツは、複数の意味(訳語)をバラバラに覚えるんじゃなく、その関係を見つけることです。

butの場合は、「~を除いて」→「しかし」というつながりですね。
こういったつながりを見つけると、単語を覚えやすくなります。

……と、ここで話を終えられればいいんですが、

 

 

 

実はbutにはもう一つ意味があります。

え―――――っ!?

前回の記事と同じネタをやったところで、解説を。

butの第三の意味、それは【Only】です。

「~だけ」の only、あれと同じ意味です。

たとえば、

You can but try. ともかくやってみることだ。 [ロングマン英和辞典]

He is but a child. 彼はほんの子供だ。 [ジーニアス英和大辞典]

と、こんな風に使います。

前回の記事(基礎編)で取り上げなかったのは、この【only】のbutは、あらたまった文章とか、古風な文章でしか使わないからです。(シェイクスピアにも【only】のbutはよく出てくるらしい)。

ぼくのブログでは、日常レベルの英語を読む方法を書いていますので、ブログのテーマからちょっと外れるかなと思ったんです。

ただ、【only】用法のbutも、いろんな英文を読んでいると出会うことがあると思うので、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。

これで、「しかし」「~を除いて」「only」という3用法が出そろいました。この3つを覚えておけば、butについてはひとまず大丈夫だと思います!