グーグル翻訳

【コロナウイルス】海外ニュースを日本語で読んじゃおう!【無料翻訳】

コロナウイルスで、他の国はどうなっているんだろう。
家族や友人・知人が外国に住んでいるんだけど、現地はどうなってるのかな?
むかし海外旅行で行ったあの国は、留学したあの町は、今どうなっているんだろう?

そんなとき助けになるのが、ネット上の海外ニュースです。「えっ、英語読めないし」という方ももちろん大丈夫。無料翻訳で日本語にしちゃえばいいんです。

「無料翻訳って日本語おかしいんじゃ……」って思いますか? Google翻訳は近年精度を上げていて、ニュースをざっくり読むくらいなら十分使えるんです。

ぼくはもともと通信社で5年ほど海外ニュースを翻訳していました。その経験をもとに、Google翻訳を使って海外ニュースを読む方法をお伝えします!

【軽く自己紹介!】

カナイ ケイタ(@keita_honyaku)。
東京外大卒。都内の通信社で海外ニュースを翻訳し、マスコミや官庁に配信。独立してフリーランスの翻訳者になって11年目。訳書7冊ほど(哲学、心理学、文学図鑑、マーケティングなど)。

まずはイメージをつかもう!

海外ニュースを読もうと言われても、イメージが湧きづらいと思います。そこでまずは、こちらを見てください。一例として、アメリカのコロラド州について検索してみました。もちろん英語で検索したんですよ。で、検索結果をGoogle翻訳にかけると、こうなります!

ちゃんと日本語になってますね。元はぜんぶ英語なんですよ(下の画像↓)。

不思議ですよね。ボタン一つで、英語と日本語が切り替わるんです。

日本のマスコミが伝えない現地事情。

この方法を使えば、特定の国や地域、都市の、現地事情を知ることができます。

日本のテレビや新聞でももちろん海外ニュースはありますが、その多くは、アメリカやフランスなどの「主要国」、それに、パリやニューヨークといった「大都市」のことです。それ以外の国や地域、都市の状況は、なかなか報道されません。

でも、ネットのニュースサイトなら、世界中のメディアに自分でアクセスできます。「フランスの地方都市に住む友人が心配だ」「昔訪れたタイのあの町は、今どうなっているんだろう」 そんな風に、自分の興味に合わせて調べられるんです。

それでは早速、やり方を説明していきます!

準備は簡単・無料。

必要なものは次の3つです。

パソコン

・ウェブブラウザ「Google Chrome

・Chromeの拡張機能「Google翻訳

ChromeとGoogle翻訳はどちらも無料です。合わないと思ったらいつでもアンインストールできるので、気軽にどうぞ。

(インストールはこちらから。Google ChromeGoogle翻訳

インストールの作業は5分とかかりません。いま、スマホで読んでいる方も、ぜひ試してください!

スマホには向かない?

スマホでもGoogle翻訳は使えますが、今回紹介する方法にはお勧めしません。ぼくがiphone 11で試した限りでは、操作性がいまひとつでした。とくに、言語の切り替え(英語ー日本語)がやりづらい。

そうはいっても、どこでも見られるスマホは便利です。PC版とだいたい同じやり方でできますので、慣れてきたら試してみてください!

「Google ニュース」は世界への窓。

海外ニュースを探すには、「Googleニュース」を使います。Google検索のニュース版と思ってください。ここから世界中のニュースにアクセスできます。

まずは設定。

Googleニュースを開くと、画面に日本語が表示されています。この状態では、日本語のニュースしか検索できませんので、設定を変えます。詳しい手順は、以下の記事に書いておきましたので、これを見ながら設定をしてください。

Googleニュースの設定方法【英語ニュースを日本語で!】今の時代、世界中の英語ニュースが、日本語で、しかも無料で読めちゃうってご存じですか? 「Googleニュース」と、「Google翻訳」を...

設定が済むと、英語の記事が自動的に翻訳され、日本語で表示されるようになります。では、ここから話を進めますね。

英語で検索するコツ。

「coronavirus + ○○」でOK

サイトに画面最上部に、グレーの横長の枠があります(虫メガネのアイコンが目印)。ここに検索語を入れます。

検索語は、英語で入れてください。英語でないとヒットしません。英語でいったん検索した記事を、日本語に翻訳しているわけです。ちょっとややこしいですが。

とはいえ、英語で検索するのはハードルが高いと思うので、簡単なやり方をひとつ紹介します。

coronavirus + 国名(地域名、都市名)

これを使えば、海外の国や地域、都市がいま、コロナウイルスでどうなっているかを知ることができます。

たとえば、家族がタイに住んでいるなら、

coronavirus + Thailand

でOKです。

ほかにも調べ方はたくさんあります。たとえば、日本のコロナ対策が海外からどう見えているかを知りたければ、

coronavirus + Japan + emergency(緊急事態)などと検索すれば、海外メディアの反応がずらっと並びます。

まずは見出しをざっと見よう。

ここでは一例として、アメリカのコロラド州に息子が留学している親御さんを想像してみます。コロラド州が日々どうなっているかを知りたい。そこで、

coronavirus Coloradoと検索します。

すると、ずらっとニュースが並びます。まずは、この見出し①を眺めましょう。これだけでもざっと状況がわかります。

②のメディア名にも注目してください。「コロラド公共ラジオ」とか「デンバー○○」とか、現地メディアが多いですよね。日本のマスコミでは、ニューヨーク・タイムズなど大手メディアの報道は伝えても、こういう現地メディアはまず取り上げません。しかし、現地メディアにこそ、生の情報がつまっています。

興味が湧いたら本文も。

見出しを読んで、興味を引かれた記事は、本文も読んでみましょう。もっと詳しい内容がわかります。読むときのポイントをお伝えしますね。

①事実の記事は読みやすい。

「感染者が~人になった」とか「どこどこの店が休業した」というような”事実”の記事は、翻訳でも読みやすいです。事実関係がわかればいいので、日本語のクオリティがあまり問題にならないんです。


(出典:The Colorado Sun

②読み物系の記事は注意。

雑誌によくある読み物っぽい記事は、翻訳の質にバラつきがあります。中には支離滅裂で読めないものも。こういう記事こそ、現地の空気が感じられて面白いのですが……。玉石混淆の感があります。

読みにくい翻訳に当たってしまったときに、日本語だけで筋を追うのは困難です。とんでもない誤訳も混じっています。「これは読めないな」と思ったら、躊躇せず、他の記事に移りましょう。

(出典:The Colorado Sun

③【英語のわかる方向け】元の英語を確認しよう。

ある程度英語の読める方は、必要に応じて、元の英語を確かめてみましょう。Google翻訳のアイコンからいつでも英語に戻すことができます。英語の勉強にもなりますよ。

④誤訳はやはりある。

次の記事を見てください。

(出典:Denverite

赤枠の部分に注目! 「在宅での注文」ってなんでしょうか? こういうときは、英語に戻して原文を確認します。原文は「stay-at-home orders」、「家にいなさいという命令」、つまり、外出禁止令のことです。Google翻訳はうっかり、「orders」を「注文」と読んでしまったんですね。

これに限らず、誤訳はいくらでもあります。どれほど整った訳文に見えても、誤訳の可能性があることは忘れないでください。

仕事で使うのはNG

Google翻訳は大変便利ですが、お仕事に利用する際は注意してください。細かく読めば、まだまだ誤訳があります。訳文だけで誤訳を見抜くのは、難しいんです。

お仕事で使う場合は、英語の読める方に必ずチェックしてもらってくださいね。

(補足)──検索の注意点

2点だけ、検索する際の注意点をお伝えします。

(1)検索したとき、「英語(アメリカ合衆国)のページを表示しています。代わりに日本語(日本)のページを表示しますか?」というメッセージが出ることがあります。これは無視してください。

「はい」にしてしまうと、「言語と地域」の設定が日本に戻り、英語で検索できなくなってしまいます。

(2)記事のリンクを開いたときに、「購読の申し込み」などのポップアップが出ることがあります。×ボタンや、「いいえ」を選択して消してください。

また、登録会員でないと読めないサイトも一部あります。日本でも新聞社のサイトで会員制のところがありますよね。それと同じです。登録はご自身の判断でお願いします。

まずは慣れるのが肝心、ぜひ、実際にやってみてください!!